| (1) | 本検査の結果が陰性となった場合であっても、潜在性結核感染あるいは、結核の可能性を否定するものではない。
感染の段階(例えば、細胞性免疫応答が進展する前に得られた検体)、合併症により免疫
機能に影響を受けている状態、血液検体の不適切な取り扱い、操作の間違いにより疑陰性を示すことがある。 |
| (2) | 本検査の結果が陰性であっても、結核感染の可能性を示す臨床所見、病歴及び結核発症のリスクに関し
て考慮しなければならない。
特に免疫機能が損なわれた被験者には注意が必要である。 |
| (3) | 本検査の結果が陽性の場合であっても、被験者の病歴、臨床所見に基づいて、総合的に判断すること。
不適切な試験操作により、疑陽性を示すことがある。 |
| (4) | 本検査の結果が陽性であった場合、塗抹検査や培養検査、胸部X線検査等により活動性結核の診断を
行うこと。 |
| (5) | ESAT-6、CFP-10及びTB7.7は、すべてのBCG株やほとんどの非結核性抗酸菌に存在しないが、M.Kansasii
M.szulgai、M.marinumにはESAT-6、CFP-10の存在が知られているため、これらの感染によっても本検査が陽
性となることがある。結核菌と非結核性抗酸菌との鑑別をするには、分離培養法・PCR法等により菌の同定
を行うこと。 |
| (6) | 測定されたIFN−γ値の大きさは、感染の段階や程度、免疫応答の度合いあるいは活動性への進展の可能
性と相関させることは出来ない。 |
| (7) | 本検査でのリンパ球数の影響については知られていない。
信頼できる結果を得るために必要なリンパ球数は立証されていない。 |
| (8) | 以下に示すような疾患や治療を受けている患者又は特殊な被験者については注意すること。 |
| @ | 以下のような疾患や治療を受けている患者検体は本検査結果が偽陰性を示すことが考えられるので、判定に注意をすること。 |
| | | ・ | HIV感染、AIDS、臓器移植等により免疫抑制されている者 |
| | | ・ | 糖尿病、ケイ肺症、慢性腎不全、血液病(白血病、悪性リンパ腫等)、その他特定の悪性腫瘍(頭部癌頚部癌、肺癌等)により免疫系低下の可能性がある症例 |
| | | ・ | 免疫抑制剤(コルチコステロイド、メトトレキサート、アザチオプリン、化学療法等)により免疫抑制されている者 |
| A | 以下のような特殊な被験者は、使用経験が少なく、有用性が確認されていないので注意すること。 |
| | | ・ | 妊婦 |
| | | ・ | 17歳以下の症例 |
| | | ・ | 現在、薬剤を投与されている者 |
| | | ・ | 過去、結核に感染し治療を行った者 |
| (9) | 本検査から得られた結果は、被験者の病歴、現在の臨床所見及び他の検査結果と合わせて判断しなければならない。 |